福山真也の婚活アピールブログ

【ウェザーニュース】おかえりメールでキャスターが冷たいヒドい言われた件の補足

駒木結衣キャスターの「おかえりメール」企画のとある対応についての意見です。

基本的に私のYouTubeチャンネルの趣旨と同様に、キャスターを目指している志望者向けのお伝え内容です。

 

経緯の要約

「おかえりメール」という、視聴者から特定キャスター宛に寄せられたお便りをそのキャスターが読み上げた上でコメントするコーナー。

そこで、花粉症になったみたいだけど認めたくないんです的な40代男のお便りに対して駒木結衣キャスターが「それ花粉症だよ」などなどズバッと返したところ、その一連の返しについてチャットコメントから冷たいヒドいとたくさん来たためキャスターは侘びた。

私の意見の要約

・スタッフに特に落ち度はない

(良い意味であえてこのメールを選んだ可能性もなくはない)

・駒木キャスターのこの対応でよかった

(私が女性キャスターだとしても同じ方向で対応する)

・NGなのはこのメール文そのもの

(己を見つめ直した方がいいとまで言ってもよいレベルにNG)

概論

これはキャスター志望者に意義あるケーススタディ的シーンではないかと思います。

もしご自分がこのときの駒木結衣キャスターだったらどう対応したいか、どう対応すべきかを、一度は考えてもいい内容に思います。

今回のキャスター側の言動は「ミス」か「ミスではない」のいずれかでしょう。

即効的な成果ではなく長期的には意義のある成果だったという意味で、現時点では「成功」という表現は控えてもいいかと思います

冷たいヒドい的な視聴者の声が多くきたと駒木キャスターは言ったのですから、そのコメント視聴者達は少なくとも「ミス」の方で捉えたことになりますし、これはミスでなくアリな対応だと思う人もいると思います。

それならキャスター志望の貴方様はそのどちらで、それがなぜなのかをご自分で言えないといけない。それが言えないと、同様の経緯が再びあった時にキャスターとして対応ができないことになってしまいます。

おかえりメールでまたこういうのが来てもおかしくないわけで、その時にどうなさりますでしょうか。

今回みたいに「ツン方向の対応」か、逆に「デレ方向の対応」をするのか。

どちらの対応をするにしてもご自分に芯やポリシーみたいなものを持たずに場当たり的な対応をすると、いつか大きな壁に当たりかねません。

 

「炎上」の表記理由

動画のタイトル等で「炎上」と表記した理由です。

大別して視聴者、キャスター、私の3者それぞれの内心で「炎上」かどうかを解釈しますよね。

その3者中の1人の私として

キャスターがメール内容にストレートに返す

視聴者から冷たいヒドいが大量発生

駒木さん謝る

この経緯に対して私からは「炎上」と表記しました。

表現の単語にもつイメージの幅は人それぞれですから、「炎上」かどうかのところで議論することは意味がなく思います。

例えばある視聴者から「私から見たら炎上ではない!」と言われたとしても、私からは「どちらかというと炎上の方に見えました」などと言うだけで、そこで争う必要がありません。上記のように各々の内心で炎上の有無を捉えます。

おかえりメール文とそれに対する所感

おかえりメール文はこちらです

私の記憶が正しければ、結衣ちゃん宛には初の返信メールかな

さて2月がどんな1ヶ月だったかと言うと

人生40年以上生きてきて遅ればせながら

花粉症デビューをしてしまったようです

とはいうものの私的には病院で検査したわけでもないので

花粉症だとは認めたくないな

症状としては2月中旬頃から鼻がムズムズし出したのですが

最初は鼻水がタラーって出ちゃっただけなのかなと

簡単に考えていたものの

ウェザーニュースのアプリで花粉飛散予報を見ると

予報と鼻がムズムズする時間帯が一致しちゃうんです やだねー

これって偶然ですよね 

花粉症なんかじゃないですよね

花粉光環が見られたら鼻がムズムズするけど関係ないですよね

去年までは花粉症の方は大変だなぁと

完全に他人事(ひとごと)だったのにーー(泣)

これがメールの人が歳上なら尊重して控えたところですが、40代なので同年齢と仮定して書きます(同年齢なら遠慮なく真顔でも言えますので)。

イケてないと思う順に挙げます

①「去年までは花粉症の方は大変だなぁと完全に他人事だったのにーー(泣)」

この書きぶりは20代なら許せても30代後半なら黄色信号か、40代なら赤信号と。

40にもなって「自分事じゃなければ他人に思いをかけたりしない」などとオンエアにオブラートゼロの飄々さで言うような人では、遠く震災のことなど本心では他人事のようにテレビとかで見てたんだろな的な印象を女性から直感的に抱かれても仕方ない。

生物的に守られる必要がある女性の本能からか、人を思いやる感覚の有無は女性の方が敏感です。

駒木キャスターは3.11で震度7など大きく被災した宮城県にある仙台ご出身で、その体験が仕事観につながった趣旨の発言をしたりTikTokで節目に追悼的な言葉も出していました。

このメールは駒木さんや檜山キャスターに見られそうな、よしよしみたいなリアクション「花粉症じゃないといいですよねー、でもどうしても不安だったら病院いくといいですよねーそれでも花粉症じゃないといいですよねー」みたいな慰めてくれるママ風な対応を予想しただろうと推測する。

 

飛躍だ言い掛かりなど言う人もいるだろうが、理屈より人の感覚として、被災で大きな自分事を経てきた人の前で、花粉症なんて完全に他人事だと思ってましたーと、さらに(泣)など加えて言う人なんて、多分2011年のあの時も他人事で家のテレビでぬくぬく見てたんだろうな的な軽率なイメージを持たれても仕方がない。

たとえば駒木キャスターに読んでもらうのに舞い上がってたまたま言葉のアヤで書いてしまいましたなんていう言い訳を仮にしたとしても通用しない。なぜならわざわざ「完全に」とまで強く書いたのだから。

 

それアンタの感想だろとか思い込みだなど思う人は勝手に思ってもらっていい。

ある程度のコミュニケーション感覚として少しの確度を持っていいます。思慮が浅はかで軽いと。

 

「花粉症は完全に他人事でした。(けど)震災は自分事として捉えてました。」

などと自分で口に出して言ってみたら幼稚に聞こえませんでしょうか。40代で。

憲法で思想の自由だから頭の中で思うだけならいい。

自分に関係ないことは内心では他人事だという人は実際は何千万といるかもしれない。

でも口に出すとなると話は違う。

もちろんこのシーンで震災の話はしてませんが、メールの書き方からこの人はそういうことを言えてしまう人ではあると分かります(「花粉症は完全に他人事でした。でも震災はもちろん自分事として捉えてました」)。

まさか震災も他人事でしたなんてこの人もさすがに駒木さんの前で言わないでしょうから。

変な例えですが、小学生が「ボクは校庭とかでアリンコを潰すことありましたけど、人は殺してはいけないって分かってます」と言ったら、まあ子供だし言い方はたまたまユニークだけどそうなんだろうなとは思います。

それが大人になって「私は公園とかでアリンコ潰しちゃいますけど、人を殺めるのは良くないと分かってます」と言ったらなんだか微妙です。

アリンコのことが本当でもわざわざいま口に出して言うことか?と、そこで引っかかって、その後の「人を殺めることは良くないとわかってる」の部分もなんだか微妙にすんなり受け入れにくくなります(とりあえず受け入れはするが)。

その年代に応じた違和感のない言い方ができないとイコール幼稚ということになります。

例えば「私は自分が花粉症ではないうちは別のこと(仕事や勉強等)に集中して無知だったのですけども、自分がそうなった今は情報収集や勉強中です。」くらいに言っておけば駒木キャスターだって「誰しもそういうところありますよね」くらいには受け取ってもらいやすくなるかもしれませんし、その後の別会話で「震災は(もちろん)自分事として見ていました」と言っても、すんなり相手も受け入れてくれるのではないかと思います。

駒木さんのような大変な自分事(東日本大震災)を経験してきた人の前では、「他人が困ったり大変になっているのを見て完全にヒトゴトだと思う」ような性格を初っぱなからあっさり露見させてしまうこと自体がダメということです。

頭の中では性格としてそう思っていたとしても、それを口に出さない配慮ができなかったら幼稚だということです。

 

同じ内容でも印象が違ってくる。そういう思慮の浅さを女性は見抜きます。

すると相手から期待されていそうな(上記で書いたような)反応なんてやってやりたい心境にはなれません。

それが駒木キャスターのあの塩対応風なリアクションに表れていたと見受けます。

 

さらに、ストレート風に言った駒木さんがとどめのように「他人事と言っても、言ってるそこのあなた、今年そうなるかもしれないです」というくだりを見ると、「」の部分で数秒の溜めが入っています。

そこに何らかの気持ちが入っていると私は受け取ります。

「他人の大変なところを見て完全に他人事」とかわざわざ言うことはないでしょう。

②「鼻水がタラーって」

中年男が「タラーッ」とか要らない。若い人にはそれ聞くだけでキモい。

中年男のそういう余計なところがキモいんです。

中年男は油断するとすぐキモいと自覚して繊細に言動しないといけない。

中年男の鼻水より散歩犬のウンコ姿のウンコの方がまだ可愛げがある。

コーギーテリアのウンコとか10秒くらい見ても大丈夫。

犬のウンコ以下なんです。40代の私も自戒を込めて気をつけます。

③「遅ればせながら」

この言葉は、行動や事が一般に起こるべき時機から外れたことに言う言葉です。

この人は花粉症自体が他人事できて発症まで人生の視界の中になかったんだから、そうなっておいてから「遅ればせながら」など言っても取って付けたわざとらしさだけが残る。

老齢で発症することもあり年齢は関係ないとウェザーニュースでも言われている。

なるまでは完全に他人事だったのに、なってみたら「皆さんに遅れて私も‥」とかよくわからない同調の図々しさ。

こういう人こそ初めて被災したら、「結衣ちゃん、私実はいま普通の皆さんにはそうそうない経験をしている最中なんです」とか言い出すんだろうと想像する。

④「私の記憶が正しいならば」

これは話すときの状況が、自分にある程度の信頼とか人気とか背景があったり、ユーモアの文脈上であえて言うと面白さが出そうな場合に言うものであり、そうでもない人がしかも「結衣ちゃんへのメール履歴」とかアナタの内でしかないことに言う意味がない。この場合のアナタの記憶は周りにも駒木さんにもどうでもいい話。

 

賢い駒木さんならそういう男の底の浅さはすぐに見抜くでしょう。

駒木さんの対応が良かったと思う理由

以上のようなメールに対してまでもし、普段の駒木さんや檜山キャスターに見られそうな優しいママみたいな対応をしてしまうと、新しめにウェザーニュースを見始めたもっと「大人」の視聴者からは呆れられます。しょせんウェザーニュースはドルオタやその類の視聴者達に媚を売っていかないといけない程度なんだなと。

そうならないためには、ある程度のところでピシッとするしかない。

みんなで和やかにやり取りすることと、みんなでヨチヨチやり取りすることは別だ。

駒木さんや檜山キャスターは普段は徹して皆さんと和やかにやり取りしてくださっているが、それが誰に対してもヨチヨチ対応するということにはならない。

予報士さんが「花粉症だなんて認めないゾ」風な面白アクションを出しても大丈夫なのは、ベテラン予報士という会社に不可欠かつ絶対的な背景があって成り立っている。それがそこらの知らないオジサン視聴者が同じように何かをこねても残念な風景でしかない。

スタッフさんに特に落ち度はなかったと思った理由

これは深読みですが、もしかしたらあえて駒木キャスターに今回の対応をしてもらうためにこのメールをチョイスした可能性はないかなと思いました。

一回はピシッとしておかないと今後もまた同様なメールがたくさん寄せられ続けてしまうので、ツンキャラを出しても「ええんやで」と許してもらえる駒木キャスターに振った可能性も無くはない?とも思います。

最後に

文章ベタで長くなり申し訳ありませんでしたが、まとめますとおそらく駒木キャスターさんも色々と何かしらをメールに感じとった上でのあの対応だったのではないかとお見受けしました。

 

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 youtu.be